不思議なび

世界の果てまでエア冒険。都市伝説から世界の絶景まで、不思議大好き不思議ちゃん管理人による謎解き冒険ブログ

滅びの美学!日本国内で最も美しい廃墟10選

人類の歴史は繁栄と滅亡の繰り返し。
かつて注目を集め、栄え、衰退して滅び、そして人々の記憶から忘れ去られた場所、それが廃墟。そんな廃墟には全盛期の面影を残す痕跡が数多く残されているが、人が去った建物や土地はゆっくりと自然に還る。廃墟とは、まさに平家物語に歌われる栄枯盛衰を肌で感じることが出来る神秘的な空間であると管理人は考えます。

今回は、栄枯盛衰を感じることが出来る、日本で最も儚く、美しい廃墟を10物件紹介します。

 

軍艦島

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近年、世界遺産に登録されて注目を集めている軍艦島。
正しくは端島(はしま)と言い、長崎港の南西に位置する小さな島。石炭全盛期は海底炭鉱の島として賑わい、力強い炭鉱夫たちが日々採掘にあたっていた。
軍艦島が最盛期を迎えたのは1960年。炭鉱に勤務する男性とその家族が島に居住し、面積わずか6.3ヘクタールの島に5267人もの人が住んでいた。島には病院や役所などの公的機関から映画館やパチンコ屋、スナックなどの娯楽施設も整備されており、超小型都市と言っても良いほどの都市機能を有していた。
しかし、主力エネルギーが石炭から石油へと変わると島は衰退し、1974年に軍艦島は閉山。その日以来、繁栄を極めた軍艦島は放置状態となり現在のような廃墟となった。

廃墟マニアの間では「聖地」と呼ばれ、廃墟の島として注目を集め続け、時代が2000年代に入り廃墟ブームが到来すると、軍艦島の名は一気に有名になる。その後、プロのカメラマンによる軍艦島の写真集が何冊も発売された。
世界遺産となった今でも「日本で最も美しい廃墟」と称賛され周遊ツアーや遊歩道からの見学ツアーが盛んである。

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当時としては珍しい高層階仕様の小中学校。最上階には幼稚園も整備されており、子供も多く暮らしていた。

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日本最古の鉄筋コンクリートの建物である30号棟。歴史的建造物とも言える。

足尾銅山

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公害発生の地として教科書にも記載されている足尾銅山。
かつては銅山として繁栄した栃木県の足尾銅山だが、上述の通り公害が発生したため銅山は閉鎖され周囲に住む人は次々とこの地から去って行きました。
それ以来町は廃墟となり、ひっそりと存在し続けている。
なお、現在は足尾銅山とその周辺の町は見学することが出来るので、気楽に行ける廃墟として人気の探検スポットとなっている。

尾去沢鉱山

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東洋最大の鉱山と呼ばれた尾去沢鉱山は非常に歴史が古く、産出された銅は東大寺の大仏に使用されたという伝説が残っている。1300年以上にわたり良質な銅や金、銀といったレアメタルを採掘してきた尾去沢鉱山だが、長年の掘削によりレアメタルは完全に枯渇してしまい1978に閉山した。
その後、建物は廃墟として残り、現在日本でも最も美しい廃墟の1つに名を連ねている。なお、尾去沢鉱山跡は足尾銅山と同じく希望すれば見学することが出来る。

志免炭鉱立坑跡

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志免炭鉱は福岡県粕屋郡志免町にある一際大きな立坑跡。
その巨大さゆえ、志免町の商店街や住宅など、町のあらゆるところから立坑跡を見ることが出来る。福岡を舞台にしたアニメ、スケッチブック ~full color's~に志免炭鉱立坑跡が度々登場しているので、聖地巡礼も盛んで福岡県でもメジャーな観光スポットとなっている。

摩耶観光ホテル

f:id:reni99:20190412150912j:plain廃墟ホテルの最高峰と称される廃墟のホテル。
森の中にたたずむ無機質な建物の跡はまさに栄枯盛衰。栄え、滅び、そして無に帰るという自然の摂理を体現しているかのような哀愁と美しさが漂っている。

世界遺産 万田炭鉱

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巨大な立坑櫓と赤レンガの建物が美しい万田炭鉱。
1951年に採掘が停止し建物は長年放置状態になっていたが、その景観の美しさと近代日本を支えた産業遺産として評価され2015年に世界文化遺産として登録された。

万田炭鉱と言われてもピンと来ない人が多いと思うが、三井三池炭鉱と言えば教科書にも載っているので何となく名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
万田炭鉱は三井三池炭鉱の主力炭鉱の1つで、最盛期には1643万トンもの石炭を採掘し近代日本のエネルギーを支えた輝かしい歴史を持つ炭鉱でもある。

大島蛤診療所

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美しい景観でその名を知られた大島蛤診療所。
軍艦島と同じく廃墟マニアの聖地に数えられ、廃墟の写真集には必ずと言って良いほど写真が登場する廃病院の定番中の定番物件。現役当時は結核の隔離病棟であった事が災いしてか、建物は取り壊されてしまい今は何も残っていない。

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少しでも廃墟に興味のある人は一度くらいはこの写真を見たことがあると思う。藁がむき出しになったベッドは不気味さと哀愁を兼ね備えている。

曽木発電所

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曽木発電所は鹿児島県に存在し、明治時代に作られた水力発電所跡で、現役当時は3階建ての大きな建物であった。しかし、鶴田ダムが完成するとその役目を終え、曽木発電所はダムの底へと水没した。
現在は水位が下がる夏の間だけダムの底から姿を現し、その美しい古代神殿のような建物は近代産業遺産の中ではとりわけ有名。

府中基地跡

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廃墟の中では珍しく東京都内に存在する物件。
存在感抜群の超巨大パラボラアンテナが目立つ府中基地跡は米軍の基地跡。
敷地内には超巨大パラボラアンテナ以外にも複数の建物が解体されずに残っているが、元軍事基地だけあって当時の面影を残すものは一切残されていない。

農林水産省食糧倉庫

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北九州市門司区にある農林水産省食糧倉庫跡。
映画のロケ地としても有名であり、美しい三角屋根を求めて数多くのカメラマンがこの地を訪れる。倉庫のすぐ隣は港になって多くの船が行き来する活気のある場所であるが、食糧倉庫内は静まり返っている。

合わせて読みたい記事

 

軍艦島について詳しく紹介している姉妹ブログ。世界遺産登録された今となっては内部まで深く入る事は出来ないので貴重な資料と言える。

世界遺産 軍艦島を内部まで徹底冒険!

 

こちらは30号棟に特化して紹介している記事。内部は歩くたびにひびが入るほどボロいので命をかけて撮影してきた戦利品。

軍艦島にある日本初の鉄筋コンクリート集合住宅を調査せよ!

 

こちらは農林水産省食糧倉庫の画像を多数掲載しています。

映画のロケ地!農林水産省食糧倉庫

 

スケッチブック ~full color's~に登場する志免炭鉱。すぐ隣には不要な石炭を山積みにして山になってしまった「ぼた山」も残っています。

【廃墟画像】今からでも行ける廃墟 超巨大な炭鉱廃墟!志免炭鉱立坑跡

 

万田炭鉱の外観から内部までみっちりと紹介した記事。当時使われていた線路の跡なども残されています。

世界遺産 万田炭鉱跡 - 幻想廃墟ブログ