不思議なび

世界の果てまでエア冒険。都市伝説から世界の絶景まで、不思議大好き不思議ちゃん管理人による謎解き冒険ブログ

語り継がれる幻の村伝説!地図にも載らぬ不思議な村を完全コンプリート

地図に載らない幻の村に行ったという話は、古くはおとぎ話に語られる浦島太郎の竜宮城伝説からインターネット黎明期に爆発的な人気を集めた杉沢村や犬鳴村など、様々なバリエーションが存在する。幻の村は都市伝説として語り継がれ、現代ではネット掲示板などで盛んに議論が交わされる人気オカルトジャンルとして今でも最新の情報が出続けている。
今回は、存在しないはずの不思議な村を集めてみました。

 

杉沢村

f:id:reni99:20190409162734j:plain

杉沢村は、青森県に存在したとされる村。
村への入り口である道は一本しかなく、外部から人が訪ねてくることも珍しいのどかな山村であったが、昭和初期に入り大事件が発生する。
突然発狂した一人の男性が他の村人を斧で次々に殺害し自らも自殺するという恐ろしい惨劇に見舞われる。
事態を重く見た行政は事件を隠ぺいし、秘密裏にすべてを片付けて廃村として処理。しかし、完全に隠しきれなかったのか、噂が噂を呼び「悪霊の住む村」などと騒がれるようになった。その後、肝試しなどで訪れた人が帰ってこなくなるという報告が相次いだため行政は村への立ち入りを禁じる。
杉沢村には今現在も青森県のどこかに存在し、廃墟となった住宅には当時の惨劇を語る血のしぶきなどの後が残っているという。

杉沢村の特徴は下記の3点。

・「ここから先へ行くと命の保証はない」という趣旨の看板が立っている
・村の入り口の目印はどくろのような形をした岩と赤い鳥居
・村の内部は完全に廃墟だが悪霊がうようよ居て、入ると帰ってこれなくなる


地図に載らない幻の村と言えば、真っ先に杉沢村を思い浮かべるのではないでしょうか?杉沢村は元々青森県で語り継がれていた定番の怪談であったが、インターネットが一般家庭に普及しつつある20世紀末にネットユーザーを中心に爆発的な人気を集めた。
その過熱ぶりに興味を示したのが現在も放送が続いている長寿番組「奇跡体験!アンビリーバボー」。同番組は、杉沢村の伝説を紹介し、何度も特集を組み場所の調査を行ったが明らかにすることはできませんでした。最終的には視聴者からの情報を広く募集し大々的に調査を行うがそれでも発見に至らず奇跡体験!アンビリーバボーでは「異世界に存在する村」という結論を出し、幻の村であるという内容で調査を終えた。

犬鳴村

f:id:reni99:20190409162900j:plain

犬鳴村は杉沢村とほぼ同時期に騒がれた謎の村。
福岡県で最も恐ろしいと言われている心霊スポットである旧犬鳴トンネルの先に存在すると言われており、村の入り口には「この先、日本国憲法が通用しません」と書かれている立札が立っている。その先に進むと完全自給自足で生活している村があり、外部の人間を非常に嫌う上に攻撃的な性格な村人がおり、訪問者を斧や鍬などで襲ってくる。

犬鳴村は江戸時代から酷い差別を受けており、村自体が孤立してしまっていたという事実から日本政府は自治権を認めているのだとか。当然外部の人間を拒む村なので古い時代から近親結婚を繰り返し精神的に不安定で攻撃的な人間が増えてしまい、現在に至っているという。

完全な幽霊談義の杉沢村と違い、生きた人間に襲われるというリアルな恐怖があるため色々な憶測がネットで議論されているが、場所が日本で1.2を争うほど危ないと言われる心霊スポットのさらに先にあるため、誰も場所の確認に行くことが出来ず存在しない幻の村という都市伝説として形成された。

映画化されている杉沢村と違い、知名度で劣るところがあったが、最近になりホラー映画の巨匠、清水崇氏による映画化が決定し2020年に公開を予定している。

巨頭オ

f:id:reni99:20190409162957j:plain

巨頭オは2ちゃんねる(現在の5ちゃんねる)で報告されたバイオハザードじみた不気味な幻の村。

体験談の投稿者である2ちゃんねらーの男性は、連休の過ごし方を悩んでいると、過去に訪れた村の旅館の事を思い出した。特に何もない村だったが、手厚いもてなしが投稿者の心に強く残っていたという。
連休は依然訪れた村の旅館へ行こうと決心し、過去の記憶を頼りに車を走らせる。すると村の入り口を示す「この先何メートル」と書かれた看板が「巨頭オ」に変わっていた。
不気味な予感はしたが、あまり気にも留めず村へ入ると、その村は廃村になっており家々は人が住めるような状態ではなくなっていた。
しばらく様子を見ていると、草むらや周囲の家々から頭が異常に大きなモンスター然とした人間が現れ投稿者めがけて走ってきた。身の危険を感じそのまま車に乗り逃げ出して事なきを得たという内容。

巨頭オが初めて投稿されたのは2006年の事で、短くわかりやすい内容と巨頭「オ」という不気味な響きで人気都市伝説にその名を連ねるようになった。それから12年後の2018年、Twitterに「巨頭オ」と書かれた看板を鹿児島県で発見したというつぶやきが投稿され話題となり現在に至っている。

樹海村

f:id:reni99:20190409163054j:plain

自殺の名所として恐れられている青木ヶ原樹海。
樹海村は自殺のために樹海に入ったが死にきれなかった人々が集まり人知れず樹海の中に集落を作り、その後、自殺志願者を見つけては集落に連れてきて一緒に暮らすようになり現在に至っているという。

この話に信憑性を持たせたのが「精進湖民宿村」という地図に載らない集落で、樹海の真ん中に存在しています。精進湖民宿村は、精進湖に観光に訪れた人々のために作られた集落であり、複数の民宿をはじめ、小学校や商店なども整備されている。
精進湖民宿村の名は観光協会の公式サイトにも記載されており、日常を忘れることが出来る静かな土地として人気がある。

樹海村の話が噂になり、話が大きくなると精進湖民宿村と混同されて伝わったものであるというのが一般論だが、青木ヶ原樹海に地図は存在せず、樹海を隅々まで知っている人は存在しないので真相不明となっている。

池添村

f:id:reni99:20190409163244j:plain

「田舎にまつわる怖い話」として2008年にインターネットを賑わせた池添村。
池添村は限界集落であり、住んでいる人の苗字が3つだけなので、村人は互いを屋号で呼び合っているとか。村には雑貨屋や行商はいるが、基本的に自給自足出生活をしているという典型的な山村。

このようなのどかな山村である池添村だが、お盆の時期になると村の雰囲気が一変し、どこからともなく村にトラックが乗り付け、集落のすべての家の玄関先にお盆で飾る花を置いて行く。その光景を目撃した訪問者は数年以内に死亡すると言われている。

なお、村の位置は判然とせず「日本のどこかにある」とだけ語られている。

下多島村

f:id:reni99:20190409163509j:plain

今までの村に比べると下多島村は普通に人が暮らしており、どこにでもある田舎の村と言った雰囲気だが、村人っ非常に閉鎖的な性格で、特に村祭りには絶対に外部の人を招待しないとされている。

下多島村も巨頭オと同じく2ちゃんねる発祥で、数年前まで下多島村に住んでいたという人からの投稿により有名になった。

投稿者によると、上述した閉鎖的な性格以外にもう1つ不気味なところがあり、自殺者が異常に多く、ほぼ毎年自殺者が出ており、その全員が電柱で首を吊る方法で自殺しているという。

下多島村の場所は投稿者により明らかにされなかったが、かつて宮城県に「下田島村」という村が存在し、自殺者が多かったという噂があり、「本当にあった怖い話」として投稿者が場所を隠す意味でも漢字を変え下「多」島村としたという見方が有力視されている。なお、下多島村は隣村とされる上多島村と合わせて語られることが多いが、上多島村は極めて普通の村であるが、その隣にある下多島村が自殺者が多く閉鎖的で不気味な場所とされることが多い。

ゆびきり村

f:id:reni99:20190409163622j:plain

場所は福岡県。かつて炭鉱で栄えた村であったが、エネルギーが石炭から石油へと転換すると鉱山は閉鎖されすっかりさびれた村に逆戻りしてしまった。
そんな村で一人の男性が農作業中に誤って自分の親指を切り落としてしまった。

この話だけ見ると良くある事故に思えるが、その後、村では指を誤って切り落としてしまう事故が多発。その指は決まって親指だったという。村内では「何かの祟り」などと恐れられてきたが、この話には裏があり、指の欠損は事故ではなく自ら事故を装い切り落としたものであり、目的は当然保険金目当て。

傷害保険の保証制度に詳しく目を通したことのある人であればわかると思うが、親指は他の指よりも欠損時に高い保険金が支払われる。最初の一人は本当に不慮の事故であった様子だが、多額の保険金が支払われた事により、村内に自己に似せて親指を切り落とす保険金詐欺が流行したというのが真実であった。
結果、保険金詐欺事件として関係者である村の大半の人が逮捕されその村は廃村となった。その後釈放された人たちは散り散りになり今も福岡県内でひっそり生活を続けているという。

存在しない村が出来る2つの理由

 

地図に載らない村が誕生する理由として、2つ考えられます。
ホラーアニメ「ひぐらしのなく頃に」に描かれたようにダム建設が持ち上がり村は丸ごとダムの底に沈む予定となっていたが、不況や反対運動などでダム建設が中止となり村がそのまま残ったケース。この場合、村人は希望者のみ移転先から人知れず帰ってくることもあったが、地図上ではダムとして記載され村も廃村と言う形で行政区分から外れる事により行政や地図から消えた村が生まれる。

もう1つは、過疎化により限界集落を突破し住んでいる人がいなくなり廃村となったケース。この場合も建物は取り壊されず地図と行政区分から抹消されるだけになる。実際は住民0の廃村として処理されているが中には「夏だけ」など期間限定で住み慣れた村にこっそりと戻って来て住み続けている人たちもいる。

【管理人の体験談】
20代前半の若い時代に管理人は廃墟マニアとして活動していた時期があり、その頃に全く同じケースの地図に載らない村を訪れた事がある。住人は廃村の生き残りであるお婆さんと付添いの若い夫婦(息子夫婦と聞いた)が期間限定で廃村で生活していると本人から貴重な話を聞くことが出来た。

このように、存在しない村は探せばまだまだ日本国内に沢山あり、多くの限界集落を抱えている日本のお国事情によりこれからも「地図にない村」は増え続けるだろう。

合わせて読みたい記事

この記事で最初に紹介した杉沢村について詳しく解説しています。

恐怖の杉沢村伝説!洒落にならないほど怖い噂の真相を徹底究明

 

杉沢村と双璧をなす村系都市伝説の定番、犬鳴村やその周辺の心霊スポットについての記事。様々な方面から都市伝説の真相に迫る。

洒落にならないほど怖い話!恐怖の都市伝説「犬鳴村」真相を徹底究明

 

アニメ、スケッチブック ~full color's~の舞台となった福岡県志免町のシンボルとも言える志免炭鉱跡の探索レポート。交通の便も良く福岡県に住んでいる人なら今すぐにでも行ける廃墟として有名であり、スケッチブック ~full color's~の影響もあり、聖地巡礼も盛ん。

【廃墟画像】今からでも行ける廃墟 超巨大な炭鉱廃墟!志免炭鉱立坑跡

 

姉妹ブログ「風のとおり道」の記事で、仙台市にある謎の廃村を訪れた時の探索レポ不可解すぎる廃村の不気味な写真を多数掲載しています。

不可解すぎる廃村!神隠し?人がこつ然と消えた昭和初期の不思議な集落跡

 

こちらも「風のとおり道」の記事。
世界遺産になる前の万田炭鉱跡へ入った時に撮影した貴重な資料。

世界遺産 万田炭鉱跡 - 幻想廃墟ブログ 風のとおり道