不思議なび

世界の果てまでエア冒険。都市伝説から世界の絶景まで、不思議大好き不思議ちゃん管理人による謎解き冒険ブログ

秘密結社を率いた伝説の魔術師、マクレガー・メイザースの軌跡とその生涯

魔術結社と言えば黄金の夜明け団をイメージする人も多いでしょう。
アブラメリンの神聖魔術と呼ばれる魔術教義を主軸とし、聖守護天使との対話により魂の次元上昇を促すのが最終目標とされている。
今回は、そんな黄金の夜明け団の創設メンバーであり、アブラメリンの翻訳者であるマクレガー・メイザースの英雄伝をお届けします。

クロウリーの英雄伝は下記を参照してください。

www.decoration.tokyo

 

メイザースの幼少期

f:id:reni99:20190311153019j:plain

マグレガー・メイザースは1854年、イギリスの首都、ロンドンに生まれる。幼くして父を亡くし母親に育てられた。その生活は厳しく、アレイスター・クロウリーと違い高等教育を受ける事は出来なかった。
しかし、努力家であったメイザースは独学で外国語などの勉強を続け、高い知識を習得する。魔術の基礎知識も彼自身が独自で勉強したものであり、誰に教わったものでもなかった。外国語や軍事、占術など様々な知識を習得すると同時に神秘学に大きな興味を抱くようになり、フリーメイソン系の秘密結社、薔薇十字団に席を置くようになる。薔薇十字団では高い外国語の能力を活かし、様々な魔術文献の英訳に勤め、その時に有名な魔術書、ソロモン王の鍵の翻訳や再編集に携わる。

黄金の夜明け団創設から分裂まで

f:id:reni99:20190311153055j:plain

フリーメイソン時代に得た知識と豊富な言語能力を活かして英訳した数々の魔術文献を元にメイザースは1888年に3名の有志と共に独立、黄金の夜明け団を組織する。黄金の夜明け団立ち上げ後も魔術に関する研究は熱心で、後に教えの主軸となるアブラメリンの神聖魔術の翻訳に着手し、1892年に完成する。
その頃には黄金の夜明け団の名前は全世界に轟いており、魔術師として順風満帆な生活を続けるが、魔術に対する解釈の違いから黄金の夜明け団は分裂し、メイザースは支配者の座を追われ、弟子であったアレイスター・クロウリーもメイザースに敵対する形で退団しその影響力を徐々に失っていく。

アブラメリンの神聖魔術とは?

f:id:reni99:20190311153211j:plain

他の魔術にありがちな不気味な儀式や呪文を唱えたりと言ったような従来の魔術とは一線を画すものであり、一番の特徴は、正方形を書いた紙の中に記号や文字を並べて記載しただけの護符を使うというシンプルな術式である
アブラメリンを習得するためには聖守護天使(Holy Guardian Angel、魔術の世界ではHGAと略す)との対話を繰り返し習得するとされている。アブラメリンを習う資格は、年齢25才以上で健康と精神に問題のない者で、半年間は俗世から離れ修業に専念しなければならないという厳しい基準が設けられている。
聖守護天使の加護を受ける事によりアブラメリン独特の術式により呼び出した悪魔や精霊に臆することなく使役できるようになる。

なお、魔術には様々な術式が存在するが、アブラメリンは魔術の最上位にあたり、ひとたび呪いのような攻撃を仕掛けると、どんな防御呪文を持ってしても防ぐことが出来ず、術を破る事も反撃することも出来ない。それゆえ、現在においても最強の魔術として恐れられている。

【管理人の注釈】
呪いなどの黒魔術とは、相手の情報空間、つまりエネルギー体に呪いの波動を「くっつける」事で効果を発揮します。上位悪魔の力を使うアブラメリンは呪いの波動の多きさが絶大であり術を受けると厄介ではあるが、ある程度エネルギーの扱い方が明かされた現代においては、アブラメリンによる呪いを無効化することも可能である。

死後の評価

f:id:reni99:20190311153322j:plain

黄金の夜明け団のリーダーの座を追われ、メイザースはフランスに移住。その後も魔術に関する研究を続け新たなる魔術団体を立ち上げるなど、活発に活動を行うが、1918年11月、インフルエンザに倒れ永眠。64才でこの世を去った。
弟子のクロウリーとは仲たがいをしたままであったが、お互い神秘学研究に人生の大半をつぎ込んだ真実の追及者であった事は間違いない。
現代においても「とある魔術の禁書目録」にキャラクターとして登場するなど、その影響力は非常に高い。なお、黄金の夜明け団が作ったタロットカード「ゴールデンドーンタロット」は現在もスピリチュアル系占い師の間では多用されており、今もなおメイザースの教えは生きていると言える。