不思議なび

世界の果てまでエア冒険。都市伝説から世界の絶景まで、不思議大好き不思議ちゃん管理人による謎解き冒険ブログ

自然の摂理か人災か?様々な角度から調べて分かった日本の冬が寒すぎる衝撃的な新事実

管理人は福岡県と宮城県に住んだことがあります。九州と東北は距離にすると600キロ以上離れており当然ながら気候も全然違います。仙台市の積雪はさらさらのパウダースノーが降り、気温は氷点下5度くらいまで下がるので条件が良ければきらきらと輝く美しいダイヤモンドダストを観測することが出来ます。管理人は二度ほどお目にかかりました。
一方、福岡県は一般的に気温が高くやや亜熱帯的に思われがちだが、実は冬の気温はそれほど気温は高くはなく、基本的に冬は厚手のコートが必須。
結論としては、仙台だろうが福岡だろうが東京だろうが冬は寒い!若干の体感はあるものの、大して差はない。これが管理人の結論です。

日本は緯度から見て亜熱帯の香港や台湾とそんなに大きな差がないにも関わらず、異常に寒いことに疑問を持ったことはありませんか?
ロシアや北欧など寒冷気候の国の人が日本に来ると「寒い!」と連呼することは有名な話だが、なんでこんなに日本は寒いのだろうか。今回は、「冬が寒いのは当たり前」と家族や学校で言われ続けた常識をあえて疑い、なんで寒いのかを検証してみました。

 

 

 日本が寒いのは何で?冬の気圧配置とシベリア高気圧

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冒頭で説明したように、緯度を見ると、日本は亜熱帯の香港や台湾と大きな差が無く、普通に考えれば冬はそこまで酷く寒くはないはず。これには日本特有の天気事情があり、シベリア方面で発達する非常に寒冷な高気圧、「シベリア高気圧」が原因とされている。
シベリア高気圧から寒気が吹き出すことにより西高東低と呼ばれる冬型の気圧配置となり異常とも言える寒さになってしまう。
なお、シベリア高気圧の発達原因は、ヒマラヤ山脈にあり、シベリア方面で発達した寒気がヒマラヤにぶつかり行き場を無くし高気圧として発達すると言われている。そのため、世界にヒマラヤが存在しなかったらシベリア高気圧は存在しないとされている。

世界の寒い都市と東京の気温比較

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緯度のわりに日本が寒い理由はシベリア高気圧による冬型の気圧配置が大きく関係している事はわかったが、日本よりもはるかに寒いロシアや北欧、ドイツの人が「日本は寒い」というのはなぜか?まさか日本よりも平均気温が実は高いから?

【寒い都市の2月の平均最低気温】
モスクワ -10度
平壌 -8度
ヘルシンキ -7度
ベルリン -2度
ストックホルム -3度
ニューヨーク -2度
東京 2度

北朝鮮とロシアは群を抜いているが、寒そうな都市の平均気温を引っ張ってくると軒並み氷点下で東京よりも寒い事は明白。ではなぜこんなに日本は寒いのか?その理由は住宅にあります。

寒さの元凶は日本の住宅事情にあり!

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日本の住宅の耐用年数は30年にも満たず、他の先進国と比較すると半分以下である事は良く知られている。日本の寒さを突き詰めていくと、最終的に住宅事情に行きつく。寒さと住宅、一見無関係に見えるが、これは大きく関連している。ここでは、世界各国の寒い都市と日本の住宅事情を比較しながら解説します。

一番の違いは窓

暖房で部屋を暖めて熱くなったので止めたらすぐに部屋が寒くなってしまったという経験は誰でも一度くらいはあるでしょう。その理由は、窓にあり、窓から実に温めた空気の58%が逃げてしまうという。そのため海外では窓を二重化する、いわゆる「二重窓」を設置するのが当たり前となっている。
さらに、日本ではおなじみの窓枠素材であるアルミサッシも熱を奪う原因になっている。アルミニウムは熱を伝えやすく、暖かい空気を簡単に奪ってしまう。これにより、ただでさえ窓ガラスは薄っぺらくて冷たいのに、アルミサッシの使用によりさらに熱を奪われやすくなっている。当然海外ではアルミサッシは窓枠素材に使われることはない。

断熱材の使用有無

決定的である窓に続いて重要なところは断熱性。
欧米では建築物に対して断熱性の基準が法律で定められており、しっかりと断熱材を使い快適に生活できるようになっている。一方日本は断熱性についての基準が明記されておらず、暖かい住宅を謳い文句にするメーカー以外では、業者のさじ加減に任されている。当然ながら基準の明記がないものに対して企業はコストをかけないので、断熱材はほとんど使用せずに家を建てた結果、窓の件と合わせてものすごい寒い家が出来上がる。

管理人の実体験 完全な手抜き建築だろこれ!壁を開けたら空っぽだった件

管理人が仙台市に住んでいた頃、自宅の床が歪み、ビー玉がころころ転がってしまうほど深刻な状況になってしまった。幸いまだ保障範囲内だったため業者に頼み補修工事を依頼すると、床の張り替えと一部の壁の補強と言う大規模なもの(金額にして数百万と聞いている)になった。
工事が始まり床と壁を開けてみると、中身は空っぽに近いような状況であり、申し訳程度に断熱材が入っていた。おまけに建築工事で出たと思われる木くずが故意的に放置されていることが判明。壁の中にごみを捨てるのも良くないが、一番良くないのはきちんと断熱材を入れるスペースはあるのにも関わらず、コスト削減という理由で中身を空っぽにして放置するところ。家を購入した時には、断熱材についての明記はあったものの、実際は使われていない事が判明した瞬間であった。メーカー名は伏せるが、工事を担当した業者はメーカーに対して非常に怒って、「証拠写真を撮るので訴訟を起こすべき」と言ってきたほど。
その後、断熱材と手抜き工事の件をハウスメーカーに報告したところ、建て替え提案をいただいたが、代替えの住宅を探すのも面倒だったので問題個所の追加工事のみで和解に至りました。

大量供給の結果、寒い家が次々に誕生した

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手抜き工事住宅に住んでしまった管理人の実体験はまだまだあるが、話がそれるのでそれは次回に回すとして、日本の住宅が寒い理由は下記の3点に絞られる。

窓の工法がずさん
断熱性という概念を軽視している
手抜き工事が多い

日本と欧米諸国では建築技術に差があるとはいえ、日本の家が寒い原因は窓の工夫やアルミサッシの使用、断熱性という概念がないことなので、これが技術差のせいが出来ないとは思えず、なおかつ二重窓や断熱材にそれほど多額のお金がかかるわけでもない。
では、なんで「わざと」居住性が悪い家をこれほどまで多く作ってしまったのか?
その謎を解く鍵は、高度成長期にあると言われている。
戦後、日本の経済成長は著しく、戦前の偉大な指導者達が残してくれたノウハウを活かし日本は完全復活を遂げた。生活が豊かになれば当然住む場所の確保も問題になる。それに対応するために住宅メーカーは1円でも経費を安く抑え、なおかつ早く、大量の住宅を供給するために欠陥住宅と分かっていながら販売していた。それが今になり響いてきてしまっているという事になる。
大量供給大量消費の時代を抜けた現代においての住宅は、オール電化、太陽光発電対応型のエコ住宅をメーカーは全面的に売り出しており、肝心の窓や断熱材の件は依然として解決していない。高度成長期の失敗をなぜ素晴らしい技術力のある現代日本は解決できていないのか?

住宅ローンと陰謀論

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ここからは管理人の考察になります。
住宅ローンは35年ローンで組むのが一般的。例えば、3000万円の家を35年ローンで購入した場合、月々の返済額はおおよそ8万円くらい。金利を足すともう少し上がるが、東京の一般的な家賃と同じくらいの金額なので手頃に購入できるだろう。ただし注意すべき点は、賃貸の時と違い大家さんがいない分、すべてのメンテナンスを自分でやらなければいけないという事。
例えば家が雨漏りした場合、賃貸住宅であれば大家さんに報告すればしっかり無料でフォローしてもらえます。これが持家となればそうは行きません。たとえトラブルが発生したとしても自分が家主である以上自分で対応する必要があります。これがハウスメーカーの保証期間内であれば無料もしくは割引でやってもらえるが、保証期間が過ぎている場合は自分で対応する必要があります。つまり、家を持つという事は、下記のようなサイクルが回る事になるのです。

住宅購入→銀行から資金を借りる→ハウスメーカーが販売とサポート→問題が生じた場合にはメンテナンスをする

これだけのプロセスにいったい何人の人が関わっているのだろうか?
銀行1つ取っても融資の専任担当者、与信と呼ばれる信用情報を専門に扱う行員、与信照会依頼を受けた場合、信用情報機関の担当者も当然動きます。
これにハウスメーカーやメンテナンス業者などが追加されれば非常に多くの人員が動くことになり、それにより1つのビジネスが回ります。

住宅を購入するという事は、いくつものビジネスを創出するという事。ビジネスはお金儲けなので当然スピーディーかつ複数の動きがあった方が儲かります。もし、100年は持つ頑丈な家を建ててしまったらビジネスの回りが遅くなってしまい多額の利益を得ることが出来なくなってしまいます。そのためには購入した人をローンと言う鎖で縛りつけ、10年程度でガタが出るような家をあえて作り、販売しビジネスを回すという個人を食い物にするようなビジネスが今現在も横行しているため、結果、日本の家は寒くなってしまったのでしょう。

企業のカモにならないためには?

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日本の「寒さ」について調べていたら、寒さは完全な人災であることが分かりました。
個人を食い物にし、ビジネスを回し、一部の権力者が富を吸い上げる構造こそが「夢のマイホーム」であると言っても過言ではないでしょう。

企業は個人よりも多くの知識を有し、法律の抜け道をしっかり把握しているので、どんなに欠陥住宅を売られてしまっても個人で企業に立ち向かうのはほぼ無理でしょう。それを考えると、管理人が住んでいた欠陥住宅のハウスメーカーはまだ良心的ともいえます。
窓枠などは購入前にみれば分かるが、耐震性や断熱性についてはいくらでもごまかしようがあるのでそれを購入前に完全に把握することは非常に困難でしょう。

企業に富を吸い尽くされないようにするためには、管理組合などがあり、ある程度団体で動けるマンションを購入するのも良いでしょうし、資産にはならないが、大家さんと言う強い味方がいる賃貸で生活を続ける方法も悪くはありません。
どうしても一戸建てにこだわる場合には、エコや外観に囚われず、断熱性や居住の快適性をきちんとチェックし、メンテナンスなどのサポートがどう行われるかをしっかりと確認した上で慎重に事を運ぶ必要があります。
いつの時代でもそうですが、一番食い物にされるのは情報弱者。一部の権力者の道具として利用されてしまえば寒い家で高額なローンやメンテナンス費用を払い続け、身も心も懐も寒くなってしまいます。そのためには情報をしっかり把握し分析する能力がないとこれからの世の中生き残る事はまず無理でしょう。