不思議なび

世界の果てまでエア冒険。都市伝説から世界の絶景まで、不思議大好き不思議ちゃん管理人による謎解き冒険ブログ

リアル版カールじいさんの空飛ぶ家!風船で天空へと飛び立った男たち

風船で空を飛ぶと言えば、ディズニーアニメ「カールじいさんの空飛ぶ家」を連想するだろう。病死した妻と一緒に夢見た大冒険への思いを叶えるために大量の風船を煙突から出して家ごと空を飛び、ギアナ高地を目指す老人の冒険を描いた本作は50億円もの興行収入を叩き出す大ヒットとなった。

風船で空を飛ぶなどという事はアニメの世界だけだろうというのが一般常識だが、世界には本当に風船で空を飛んだ男がいる。今回は、そんな命知らずの男を3人紹介します。

 

 

アメリカ人 エリク・ロナーの挑戦

まず最初に紹介するのはアメリカの俳優、故エリク・ロナー氏。
彼は90個の風船をイスに括り付け、大空へと旅立った。風船は高度8000フィート(約2400メートル)まで上昇たところで空気銃を使い風船をすべて破壊し地上へと急降下。その後パラシュートを開いて地上へと帰還するという挑戦をやってのけた。
挑戦を成功させたエリクであったが、2015年にスカイダイビングの事故で亡くなってしまった。

 

イギリス人の会社経営者 トム・モーガンの冒険

次はイギリス人の会社社長、トム・モーガン氏。
エリクと同じくイスに風船を括り付ける形でアフリカの空へと旅立った。間もなく風船は高度8000フィート(約2400メートル)に到達、約2時間飛行し、25キロメートルほど飛び飛行を終えた。

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100個もの風船を括り付けて空を飛ぶ様はまさにカールじいさんの空飛ぶ家。

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飛行中のモーガン。かなり怖そう・・・

 

風船おじさん 鈴木嘉和

最後は日本人男性。
あなたは「風船おじさん」を覚えていますか?
若い人は知らないと思うが、風船おじさんが騒がれたのは平成4年に遡る。
当時のテレビは貴乃花と宮沢りえの破談が日々報道され、芸能ネタで大盛り上がりだった頃、同じくトップニュースとしてテレビを賑わせていたの男がいた。男の名は鈴木嘉和。今までに登場した男たちとは違い、鈴木氏はファンタジー号と名付けた手製の飛行船(桶に風船をくっつけた程度のもの)でアメリカまで飛ぶと宣言した。
計画はファンタジー号を高度1万メートルまで上昇させ、ジェット気流に乗りアメリカまで飛行するというもの。

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風船爆弾という兵器がジェット気流を捕まえて風船でありながらアメリカまで到達した例はあったが、これはあくまで無人兵器での話。体むき出しの手製の飛行船でジェット気流に乗る事は難しいだろう。

平成4年11月23日、そんな無謀なアメリカ行きが決行される。
琵琶湖畔から飛び立ったファンタジー号は翌24日に宮城県の金華山沖に到達した。金華山沖でファンタジー号から救難信号が発せられた海上保安庁の捜索機が同海域へ離陸し、ファンタジー号を発見。ところが捜索機が目に入った時にファンタジー号をは救難信号を停止。捜索機に向かい手を振って飛行を続行。捜索機は3時間見守ったが降りる様子もなく飛行を続けたため救助の意志なしと判断し引き返した。これがファンタジー号の最後の目撃となる。
その後、鈴木氏の消息は不明となり、彼の足取りは不明のまま現在まで至っている。

参考:Guy Flies 25 Km Tied to 100 Helium Balloons in Real-Life "UP" JourneyNAVER まとめ