日本ではあまり聞かない話ですが、海外、特にヨーロッパでは城の廃墟は多数存在します。城主を失って何世紀も立ち尽くす城は哀愁を感じると同時に廃墟独特の美しさを見出すことが出来るでしょう。
今回は、「廃墟となった」城の画像を集めてみました。
ニューヨークにある呪われた魔城 バナーマン城
大都市ニューヨークに城の廃墟?と思う人もいるでしょうが、バナーマン城は中世のものではなく、比較的新しいもので、1900年に築城されました。
武器商人であったバナーマン氏が築いた城であり、場内には大量の武器を保管してました。しかし、バナーマン氏がこの世を去った2年後に城に保管されていた武器に火が付き大爆発を起こしてしまう・・・。
その後、ニューヨーク市が城を管理し、観光地として再生させるも、すぐに城から再び発火。観光地として成り立たなくなったバナーマン城は放置され、現在も立ち尽くしているという。
二度の悲劇に見舞われた城なので、呪われた城と呼ばれているのであろう。主を失った城は今もなお立ち尽くしている。
美しき貴族の居城 ミランダ城
まるで、バイオハザードシリーズに出てきそうな美しく不気味なミランダ城。ベルギーの貴族の城として建築されたという。
中は壮大で美しい。
まさにバイオハザードの洋館、もしくはバイオハザード4の城ステージと言った雰囲気。
城が貴族の手を離れた後は孤児院として利用されていたが、老朽化により孤児院は閉鎖となり、とうとう廃墟となった。
その後は廃墟として立ち尽くしていたが、2017年に解体され、現在は更地となっている。
ウクライナの美しき宮殿 ポドゴレツキー城
観光地としても名高いポドゴレツキー城は1633年にフランスの建築家が建てた要塞であり、王の居城としての役割もあった。
いたるところに美しい装飾が施されていおり、まさに王の居城と言った雰囲気の城だが、3層の溝に囲まれており、万が一攻められたときには、どこに敵がいるのかを察知できるようにテラスが作られているという。
要塞としての役目を終えた近代、城は結核患者の療養施設となる。
そして時代は進み現代。
城は観光地となるが、今は補修工事中だとか・・・。
参考:7 самых потрясающих заброшенных замков мира