不思議なび

世界の果てまでエア冒険。都市伝説から世界の絶景まで、不思議大好き不思議ちゃん管理人による謎解き冒険ブログ

【時空の歪み】子供の頃の不思議体験 過去に繋がる扉

我々が毎日普通に開け閉めしている扉。
扉の先はいつも同じ風景が広がっているが、時として扉は違う場所に繋がってしまい、時空が歪んだとしか思えないような現象に遭遇することがあるという。
今まで扉にまつわる不思議な話はいくつか紹介してきたが、1つ共通して言えるのは、同じ扉をくぐればもとの世界に戻れるということ。
日本語では就職や進学など、新しい世界に行くことを「扉を開けて」と表現する事がある。扉とは、世界の出入り口なのかもしれない。それでは本編をお楽しみください。

過去に繋がる扉

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あれは俺が5年生の頃だった。
俺の家族は、その時アパートの3階に住んでいたんだ。

あるとき、上に住んでいた4階の住人が引っ越した。
夜中とか結構ドタバタうるさい所だったんで、正直ラッキーぐらいに思っていた。

次の日、弟が俺をその4階の部屋の前まで引っ張って行って、「いいもの見せてあげるよ」と言った。
「ほら、ここの家鍵が閉まってないんだぜ」
本当だ。きっと住人が出て行くときに閉め忘れて、大家もチェックをするのを忘れたまま帰ってしまったんだろう。
もちろん、家具などは運び出されてしまっていてもう無いが、自分の家とまったく同じ家具の無い部屋の中にいると、不思議にワクワクしてくる。
俺達はその部屋を秘密基地にすることに決めた。友達にだって内緒だ。

それから多分3日ぐらい後だと思う。
予想外に学校が早く終わった俺は、家の鍵を忘れて出かけてきてしまった事に気が付いた。
母さんは仕事だし、弟はサッカークラブで夕方にしか帰らないだろう。
困ったな、どこで時間をつぶそうか。
突如俺の頭に名案がひらめいた。あの部屋の中で待っておけばいいじゃないか!
この間弟とあそこで遊んだときに、トランプやいくつかのおもちゃを置いたまま出てきたはずだ。
それで遊びながら、弟の帰宅を待てばいいだろう。

そんな事を考えながら、俺は勝手知ったる人の家でドアを開けた。
……え?何コレ!?
その部屋にはちゃんと家具が置いてあった。
誰かがまた引っ越してきたんだ!と思い込んだ俺は、慌ててドアを閉めた。
しかし、怖いもの見たさで細くドアを開けた俺は、不思議なことに気づいた。
この家具の並べ方、部屋の雰囲気、なぜか懐かしい・・・。

部屋に上がって、シールをベタベタ貼り付けた冷蔵庫を見て、ついに理解した。
ここは、4年、5年、もっと前かもしれないが、俺の家なのだ。
なぜ4階の部屋に入ったはずなのに、4年前の俺の家になっているのか。
さっぱりわからなかったが、ただただ懐かしさで、フラフラと家の奥に入って行った。
ああ、このテレビ使ってたなぁ、俺の机ちいせぇなあ、この電話も。

電話に触ろうとした瞬間、ジリリリリリリリン!と、いきなり電話が鳴り出した。
とっさに取ろうとしたが、ふと手が凍りついた。
4年前の俺の家には、小学5年生の俺はいないはずだ。だから俺はこの電話を取っちゃいけない。
そう思うと、この異空間が急に恐ろしくなってきて、鳴り続ける電話を尻目に一目散に逃げ出した。

その数時間後、帰って来た弟と一緒にこの部屋へ入ってみたが、4年前の家なんてあるはずも無く、ちょっと薄暗い家具の無い部屋が広がっていた。
ただ、押入れの中に隠してあったトランプやおもちゃは、見つからずじまいだった。

今でもふとこの体験を思い出すと、考えることがある。
もしあの時、俺が電話を取っていたら、どうなっていたのだろう?
くだらない妄想かもしれないが、あちらの世界は意外と常に甘い餌を用意して、こちらの人間を狙っているのかもしれない。

しかし話は変わるが、成長した俺は今は受験生で、今最も勉強がつらい時期だ。
今、あの部屋の電話が鳴れば・・・俺はその受話器を取ってしまうかもしれない。

参考:NAVER まとめ

過去に繋がる扉 解説と考察

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【解説】
上の階の住人が引越したので見に行ってみるとなぜか扉が開いていた。その場所を兄弟だけの秘密基地にして遊びおもちゃなどを持ち込んで隠した。
ある日、一人で秘密基地を訪れたら過去の自分の住んでいた部屋に繋がってしまった。過去の自宅を探索していると不意に電話が鳴り、恐怖に駆られ逃げ出したというもの。

・異世界突入契機は扉をくぐった事
・繋がった異世界は過去の自宅
・扉から出るともとの世界に戻っている

【考察】
なぜ過去に繋がってしまったのかは判然としないが、家具の配置から自分の部屋まで見覚えがあり、懐かしんでいるので単なる間違いではなく過去に繋がったものと思われる。
途中で鳴った電話は誰からだったのか?
もしかしたら時空のおっさんからだったのかもしれない。

本編で語られているように、時空のゆがみというのはごく身近に存在しているのかもしれない。もし、扉の先が変な世界になっていたら即引き返すことをおすすめする…。