学校と言うのは怪談がつきもの。
昭和に流行った「トイレの花子さん」を筆頭に様々な怖い話が生まれ、現在まで語り継がれています。歴史の古い学校になると、先輩から後輩へと怪談は伝播し永遠にその学校で生き残ってしまうものです。
そう、まるで怪談自身に意志があるかのように・・・
今回の話は学校を舞台にした異世界体験談です。それでは「恐ろしすぎる授業中の恐怖!校庭から覗く謎のおっさん」本編をお楽しみください。
恐ろしすぎる授業中の恐怖!校庭から覗く謎のおっさん
日中、学校の授業中に余分に数分?過ごした事あるよ。
その当時中学生で、前日遅くまでゲームやってたのね。
んで案の定授業中にすごく眠くなってしまったのよ。
んでうとうとしてたんだけどそこで急に、
「〇〇!この問題やってもらおうか。」
的な事を言われて前に出させられたんだよ。
んで黒板の前に立つんだけど、わかんないし寝ぼけてるしでぼーっとしてんのね。
んで恥ずかしいけどあやまってしまおうと思ってさ、
「すいませんわかんないっす。」
て言いながら横に立ってる教師の方見たんだ。
けど…。
いねえんだよ。誰も。教室にも誰もいないの。
しーんとしちゃってさ。どこからも音が聞こえないの。
なんかその瞬間日常ではありえない感覚がしてさ。
恐怖に近いんだけどちょっと違う。
持ちきれない違和感って言うのかな。
違和感に押しつぶされる感じですごい気分悪くなった。
とりあえず窓から校庭を見たんだ。体育だったのかな?って思って。
そしたらおっさんが校庭の真ん中でなにかしら作業してんのね。
何してるのかな?って思った瞬間、おっさんがこっちに気づいてすごい不思議そうな顔で見たんだ。
次の瞬間おっさん慌てて上着のポケットに手入れたの。
覚えてるのはそこまで。気づいたら俺自分の席に座ってた。
んでさっきと全く同じ様に当てられて前に出ろって言われるんだけど、
また消えるんじゃないかってすごい不安でさ。真剣に、
「いや、僕いいです。いいです。」
て言った。めちゃくちゃ笑われたんだけどこっちは泣きそうだった。
んであまりに真剣だったからか、その後保健室連れてかれたな。
今でも不思議だなぁって思うんだけど、一番違和感があるのが、おっさんが驚いたのも不思議そうにしたのも覚えてるんだけど
おっさんの顔も服装も全く思い出せないって事なんだよなぁ。
参考: NAVER まとめ
解説と考察
【解説】
眠気をこらえて授業を受けていると、先生に当てられて黒板の前に出たが回答できなかったため「わかりません」と言おうとすると、先生も他の生徒もすべて消えていた。
外を見ると時空のおっさんと思われるおっさんがいて、何やら慌てた様子を見せたら元の世界に戻っていたというもの。
要点は下記の4点。
・異世界突入契機不明
・誰もいない世界
・校庭にいたおっさんと目があったら何やらおっさんは慌てていた
・直接時空のおっさんと会話なし(遠隔で戻された感じ)
【考察】
学校を舞台にした不思議な話の定番のような内容ですね。
異世界突入契機がただの眠気と混乱なので判然とせず、異世界とこちらの世界の違いについても語られていないため不明。時空のおっさんは迷い込んだ人を見つけたら遠隔操作がこちら側に戻せる能力があるのか、直接会わずして戻された面白いケースですね。
今までの時空のおっさんの遭遇事例を分析すると、どうやらこの世界にはそっくりこちら側の世界をコピーした異空間が存在しているようですね。