車で田舎の山道を走っていると、突如として不思議な廃集落に出くわすことがあります。廃墟マニアと言うのは、一度この世界に入ってしまうと無意識のうちに廃墟っぽい建物を探してしまうので、あまり廃墟や不思議に興味のない人にとっては目にも止まらないような光景でしょうが、わたしは不思議を求めてついつい車を止めて調べたくなってしまいます。
謎の廃集落
車を運転する方ならば、誰しも一度はこのような山道を通った事はあると思います。ネットで伝播されている怖い話で、山にまつわる怖い話、略して山怖というのがありますが、山と言うのは不思議な事が良く起きるものです。
人里と離れていて単に不気味で怖いからか、わたしたち日本人は山に対する信仰心を持っているからか、山にまつわる不思議話はとても人気がありますね。
謎の石垣発見!
まるで以前に紹介したジャングルの中のインカ帝国の遺跡のよう。
さらに先に進んでみると、廃屋がありました。この奥に数軒の家がある様子ですね。
放棄されたというより、過疎か何かの原因で自然と人が住まなくなり、このような状況になったと思われます。山奥の道の奥に突然ぽつんとこのような集落を発見するというのは不思議な気持ちになりますね。
単なる廃集落なのか、はたまた山怖で語られているように異空間に迷い込んでしまったのか不思議が大好きな人は自然と奥に進んでしまいます。
この場所が廃墟となってかなりの年月が経過しているのか、生活の痕跡はほとんど見つけることが出来ません。ましてやこの場所の地名はおろか、現役時代の暮らしぶりなどは到底うかがい知る事は出来ないでしょう・・・。
田んぼや畑に使う資材が残っています。ここは資材置き場か何かだったようですね。まだ階段が健在だけど上がるのは危険そうです。
道路に近い位置にある別のお宅。
土壁は崩壊が始まってきていますが、土台の石組はしっかりと残っています。内部に入れば生活の痕跡が少しは残っているかもしれませんね。
思った通り、内部にはお釜(?)と鍋らしきのもがありました。この場所で人が生活していたという痕跡を見つけることが出来ました。
この集落はいつから廃墟となったのか?どのようなストーリーがここで展開されたのか、とても気になってしまいます。周辺に住んでいる人たちへ取材をしたいところだけど、残念ながらこの周辺は山と道路しかなく人は誰も住んでいません。遠く離れた場所で取材を行っても成果は得られないので、この場所が何であったのかは謎のままです。