不思議なび

世界の果てまでエア冒険。都市伝説から世界の絶景まで、不思議大好き不思議ちゃん管理人による謎解き冒険ブログ

フランスの墓地に建てられた死者の塔

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12世紀にフランス南西部の人々は墓地に「死者の塔」と呼ばれる奇妙な塔を建てはじめました。塔は1つとして同じ形のものはないが、共通点を挙げるとするならば、塔の先端部がすべて円錐形をしており、まるで三角帽子をかぶったかのような形をしています。

これらの塔がなぜ建てられたのか、正確な理由は分かっていないけど墓地の位置を示すために作られたと考えられています。塔の先端部には窓がついており、内部からランプを入れることにより周囲を照らすことが出来ます。

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死者の塔はフランスに多く見られますが、イギリス、オーストリア、ドイツ、ポーランド、そしてアイルランド等のヨーロッパ諸国に点在しています。

塔のある位置をマッピングすると、古い時代の道路、特に巡礼に関するものの近くに作られている事が分かりました。ただ単に墓地の位置を示すだけではなく、塔から明かりを照らすことにより、巡礼者の道しるべとなっていたのかもしれません。

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一般的なタワーと違い、登ることはできません。ランタンを上につるすことにより周囲を照らすために作られた塔のようですね。

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via:Lanterns Of The Dead | Amusing Planet

 

日本でも死者の魂をあの世に送る儀式として灯篭流しが行われます。フランスの死者の塔も巡礼者の道しるべになると同時に、死者の魂をあの世に送るために明かりを灯していたのかもしれませんね。

墓地と言えば幽霊とか火の玉とか、オカルト的なものを想像しがちですが、海外の墓地は不気味な雰囲気はなく、むしろ美しさすら感じてしまいますね。

死に対する考え方や宗教的価値観の違いはあるけど、死者を敬い丁重にあの世へ送るという姿勢は世界共通ですね。そして、多くの宗教で死は人生の終わりではなく、人間が神様の元へ帰るのだと信じられてます。

墓地が必要な理由は、死者本人よりも、むしろこの世に残された人々のほうなのかもしれませんね。生前の姿を忍ぶために・・・